JUN’S NEWS VOL.28 テーマ「矯正治療における第三大臼歯の有効利用法」

JUN’S NEWS VOL.28を作成しました。

親不知(第三大臼歯)は抜くものと思われている方は多いのでは!?残しておいた方が有効利用できる場合があるんです!VOL.28は「矯正治療における第三大臼歯の有効利用法」についてご紹介致します!

jun2016.11

 

 

 

 

 

【1】下顎第三大臼歯有効利用症例

2016.11jun's1-1

 

 

 

 

 

 

上の写真①の左下奥から3番目の歯(36:×)が予後不良歯であり、長期的な維持が難しい為抜歯を行い、抜歯した歯の後方に位置する歯(37)を近心移動(②,③:)させてから真横になっていた歯(38)を縦に起こし、移動させています(④)。

2016.11jun's1-2

 

 

 

 

 

 

何事もなかったかのように排列していますよね。

 

 

【2】上顎第三大臼歯有効利用症例

2016.11jun's2-1

 

 

 

 

 

歯の神経の治療を何度かやり返したが違和感が消えなかった上顎左側第二大臼歯(27:)を抜歯し、一時的に上顎第一大臼歯(26)と第三大臼歯(28:)の頬側(外側)に矯正装置を装着し、上顎第三大臼歯(28:)の近心移動を開始しました。

2016.11jun's2-2

 

 

 

 

上の写真に示す通り、約2ヶ月半程で“28:”は“26”にくっつきました。現在、左上の奥歯の違和感は全くないそうです。

 

-まとめ-
これまで矯正治療を用いる事で第三大臼歯を有効利用できるという事をご説明させて頂きましたが、一般的な歯科治療では上記の状況の場合1.ブリッジ治療 2.インプラント治療3.自家歯牙移植治療 の3つの方法があります。矯正治療を行い、第三大臼歯を有効利用するメリットとして、“歯を削り、人工的な歯を被せる必要がない”、“歯を抜く行為(脱臼)がないので歯の神経の治療の必要がない”、“移動した歯の神経は生きている(生活反応を示す)のでその後の歯の根の感染の心配がない”、“自分の歯で咬んだ感覚がしっかりとある”、“矯正治療なので歯並びや噛み合わせも良くなる”等多々あります。ただし、“第三大臼歯(特に下顎)”の移動をする場合は通常の矯正治療に比べ時間がかかる”、“歯が移動する際に違和感から弱い痛みを生じる場合もある”、“歯に直接矯正装置を装着するので、歯を移動している期間はブラッシングがしづらくなる”、等というデメリット?もあります。歯は一度削ってしまえば元には戻りません!歯にとっては“何もしない事”、何もしない状態を保ち続ける事が一番良いことです。その為には、歯が生えた頃からしっかりと“虫歯予防”に対する意識を持ち、叢生(デコボコ)がある場合は早めに改善してブラッシングがしやすい環境を作り、審美的で機能的な歯並びを作る事。良く咬める環境を整える事で口腔内の自浄作用を高め、歯科医院にて定期的なメインテナンスを行うことで、将来的な歯のトラブルは大幅に減少します。

 

 

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