JUN’S NEWS VOL.36 テーマ「矯正用インプラントアンカー(TAD)」

JUN’S NEWS VOL.36を作成しました。矯正治療で用いるアンカーにも色々とございます。その中で、矯正用インプラントアンカーと呼ばれる固定源を使用し矯正治療に行う方法がございますので、VOL.36は「矯正用インプラントアンカー(TAD)」についてご紹介させて頂きます!!

jun2017.7

小さなネジのようなチタンスクリュー(下写真)を顎の骨に埋め込み、固定源として歯を動かす矯正治療方法です。局所麻酔を行ってから顎の骨に埋め込みます。矯正用インプラントアンカーは用途も色々ございます。また、従来の歯を支点にするときと異なり、固定源となるTADは動く事がないので効率良く歯を動かす事が可能となり矯正治療期間の短縮が見込めます。

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【1】スペースクロージング
従来の治療方法ですと、抜歯後スペース(空隙)を閉鎖する場合、犬歯を単独で遠心移動するステージがあるため矯正治療期間がかかっておりました。TADとスーパーチェーン(円が連なった透明のゴム)を使用すれば固定源であるTADは動かないので従来より短期間でスペースを閉鎖(下写真:)でき、矯正治療期間の短縮となります。

スペースクロージング

 

【2】遠心移動
TADを固定源として、歯列全体を遠心(後方)移動(下写真:)させます。クローズドコイルを引き伸ばして装置に掛け、バネが元の形に戻ろうとする力を利用し歯列全体を後方に移動させます。

遠心移動

 

【3】大臼歯の圧下
圧下とは骨の中に歯を沈み込ませる事で、難しい処置ですがTADを使用することで奥歯を効果的に圧下させる事が可能となります。大臼歯間に埋入したTADを固定源とし、ワイヤーとTADにゴム(下写真:)をかけ、ゴムの張力を利用し上顎左右大臼歯の圧下(下写真:)を行っております。大臼歯の圧下により前歯の噛み合わせも改善されてきています。

大臼歯の圧下

 

TAD1本あたり5分程度で埋入させて頂いております。もちろん矯正治療終了後はTADを口腔内より除去を行い、数日すれば跡もなくなります。TADを使用する事で、抜歯をしなければ矯正治療が不可能な症例が非抜歯(歯を抜かない)で可能になったり、手術(顎骨形成術)を併用しなければ矯正治療不可能であった症例も矯正治療のみで可能となる場合がございます。

 

 

 

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