JUN’S NEWS VOL.37 テーマ「開咬」

テーマ:開咬

JUN’S NEWS VOL.37を作成しました。歯並びにおいて、歯、顎等に何らかの形態上あるいは機能上の異常をきたし、正常な咬合ができない状態を総称して“不正咬合”と言います。不正咬合にも種類がいくつかあり、その中の「開咬」についてご紹介させて頂きます!!

jun2017.8

 

 

開咬(オープンバイト)とは、臼歯が噛み合っていても前歯が咬み合ってなく、上下の歯の間に空隙があるような歯並びの事です。歯並びは口の中の内圧(主に舌)と外圧(口の周りの筋肉)により均衡がとられており、舌を前に出す癖(内圧が強い方)は開咬(咬み合わせが開きやすい)傾向があります。MFT(口腔筋機能療法)という舌のポジションの修正やポッピング(舌のトレーニング)などを行うトレーニングもあります。開咬に対する矯正治療方法についていくつかご紹介致します。

【1】小児(ハビットブレーカー)

開咬の原因として舌癖(舌を前に出す癖)が確認されたので舌癖を防止する為にハビットブレーカーを使用します。この装置は金属製のワイヤーが格子状に排列されており、舌を前に出せないような構造です。

jun1ハビットブレーカー装着比較

装置を装着して頂くことで、舌の正しい位置が学ぶ事ができ、長時間使用する事で開いていた咬み合わせが自然に閉じてきてますね。

jun1比較

機能型不正要因とされた開咬が改善されましたので、骨格性要因である上顎前突に対する矯正治療を開始します。

 

 

【2】大臼歯の近心(前方)移動

開咬の原因として①舌癖②骨格的要因(顎の骨の形状から咬み合わせが開きやすい傾向にある)の2点が確認されました。MFTを行って頂きながら、上下顎左右第二小臼歯を抜歯し、レベリング(上下の歯の高さを平坦に)しながら大臼歯の近心移動を行い、抜歯後のスペースを閉じる事で開咬の改善を行いました。

jun2

 

 

 

 

【3】TADを用いた大臼歯の圧下(圧下:骨の中に歯を沈み込ませる事)

TAD(矯正用インプラントアンカー)を使用することで奥歯を効果的に圧下させる事が可能となります。大臼歯間に埋入したTADを固定源とし、ワイヤーとTADにゴム(写真)をかけ、ゴムの張力を利用し上顎左右大臼歯の圧下(写真:)を行っております。大臼歯の圧下により前歯の咬み合わせも改善されております。

jun3圧下

 

 

 

 

 

早期に矯正治療を始めて頂くと成長を利用したり、顎の大きさや成長のコントロールができるので、永久歯を抜歯せずに矯正治療ができる可能性が高くなリます。動的矯正治療後の保定治療はしっかり使用して頂かないと、特に〝開咬〟の場合、後戻り(元の悪い歯並びの位置に戻る事)しやすい傾向にありますので大変重要となります。

 

 

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