第一期治療(小児期からの矯正治療)とは?

第一期治療(小児期からの矯正治療)とは??

あまり聞きなれない言葉ですね。

矯正治療とは一般的に全ての歯にマルチブラケット装置を装着し歯並びを整える治療だと思われがちですが・・・。

1.子供の頃から歯の生え変わりを経過観察し必要な時期に乳歯を抜歯、永久歯を良い位置に萌出誘導させる。

2.顎の成長誘導や成長抑制を組み合わせ前後的な顎の位置関係の改善を行う。

3.永久歯の萌出スペース不足が予測される場合は歯列や顎の拡大をし、永久歯を良い位置に萌出誘導させる。

4.舌癖などの顎の成長や歯並びに悪影響をおよぼす習癖がある場合はMFTなどを行い習癖の改善をおこなう。また、習癖の除去を目的とした装置(ハビットブレーカー)の使用も行う。

 

 

 

一枚のスライドでは収まりきらないのですが、当クリニックでは患者様の歯や顎の状態に応じた様々な装置をご用意しております。

小児期(子供の頃)からしっかりと顎の位置関係や大きさの改善、歯の生え変わりを経過観察し、必要に応じた矯正治療を行うことで、最終的に装着するマルチブラケット装置の装着期間を短くする事が可能となります。

 

こちらの患者様は前医院から転位されてきました。元々の主訴である上顎前突(出っ歯)は第一期治療でほぼ改善されております。治療としては床装置による咬合拳上と下顎の成長誘導および上顎の側方拡大を行い、上顎犬歯萌出時に「2×6」という方法で歯の部分的にマルチブラケット装置を装着し犬歯のデコボコを改善しました。

 

12歳臼歯(第二大臼歯)の萌出完了と下顎の成長が終了したところで第二期治療(マルチブラケット装置による歯の再排列)へ入ります。写真を見ておわかりだと思いますが、ここから一体どこを治すのか?というレベルまできていますね。第一期治療を行った結果、第二期治療「マルチブラケット装置の装着」期間は格段に短くなります。

 

 

こちらの患者様は前医院で第一期治療(小児期からの矯正治療)と第二期治療(マルチブラケット装置による歯の再排列)を終え、現在は当クリニックへ転位していただき保定治療(装置を外した後に後戻りさせないための治療)を行っております。元々は反対咬合傾向の顎の形態を示しましたので、チンキャップという装置を下顎の成長が終了するまで使用して頂きました。顎の成長が完了した後に第二期治療(マルチブラケット装置による歯の再排列)に入りました。

小さい頃から歯ブラシの指導を定期的に行っており、虫歯や歯肉炎予防への意識を高めて頂いておりますので、第一期治療から矯正治療を行っている患者様の口の中は皆さん綺麗ですし、大きな被せ物等はありません。

当クリニックでは予防歯科治療も積極的に行っており、虫歯や歯肉炎フリーを目指し、より良い口腔内を育成する環境も整っております。矯正治療患者様においては「予防歯科」の費用も矯正治療料金に含まれております。

小児期からの矯正治療は最終的な矯正治療(第二期治療)へ移行しやすいだけでなく、抜歯をしなければならない確立、あるいは手術を併用しなければ改善できないようなケースへの確立も下げる事が出来ます。