JUN’S NEWS VOL.19 テーマ「下顎前突・反対咬合に対する矯正治療例 」

JUN’S NEWS VOL.19を作成しました。下顎前突は不正咬合のひとつであり、噛み合わせたときに下顎(したあご)にある歯全体が上顎(うわあご)にある歯全体より前方に突出していることを指し、受け口や反対咬合とも言われています。VOL.19は“下顎前突・反対咬合に対する矯正治療例 ”についてご紹介致します!

 

 

 

 

 

 

【1】上顎骨の劣成長(幅)
この方は骨格性(上顎骨の劣成長、下顎過成長)による反対咬合が認められました。

 

 

 

 

 

 

 

 

最初に上顎骨の幅が小さい事を改善する目的で、急速拡大装置を使用し上顎骨の側方拡大を行いました。

 

 

 

上顎犬歯の萌出スペースを確保した後、装置はこのまま顎内で半年程固定します。

 

 

【2】上顎骨の劣成長(長さ)と下顎の過成長
MPA(上顎前方牽引装置は成長期の骨格性反対咬合の治療に用いられる装置

 

 

 

 

 

 

で、上顎骨の前方への成長を促進し、下顎骨の成長を抑制します。MPAと口腔内の装置(フック)にゴムをかけて頂きます。効果を得る為には患者様のご協力が不可欠な装置で、1日12時間以上の使用が必要となります。在宅中はなるべく装着して頂きます。上下顎骨の大きさのバランスを改善する事により、最終的な装置をつける期間の短縮と、より美しい仕上がりが見込まれます。

 

【3】被蓋改善(反対咬合→正常咬合)
下顎前歯の高さに上下差があると、被蓋改善がおこりにくいので、前歯に部分的な矯正装置を装着しました。

 

 

 

 

 

装置装着から約2週間で、上顎の歯が下顎の歯を覆う正常被蓋へと改善しました。

 

 

 

 

 

 

 

今後は、上顎の急速拡大装置除去後に、上顎犬歯の萌出を待って前歯部の排列を行い、下顎の成長を経過観察していく予定です。

※成人の場合は骨の成長が望めませんので、反対咬合を改善する為に全顎的にマルチブラケット装置を装着します。噛み合わせによっては抜歯を行って被蓋改善を行う場合もあります。また、骨格要因が強い場合は外科手術とマルチブラケット法の併用が必要となるケースがあります。成長発育のコントロールが行える早い段階から矯正治療を開始すると外科手術や抜歯矯正を行う可能性が減る。。かもしれませんね!

 

 

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