JUN’S NEWS VOL.23 テーマ「反対咬合を改善する為に使用する矯正装置」

JUN’S NEWS VOL.23 を作成しました。

Jun2016.06

 

 

 

 

骨格性要因の少ない反対咬合(下顎の前歯が上顎の前歯より前方にある噛み合わせ)を改善する為に使用する“前方拡大床”と“リンガルアーチ+補助弾線”という矯正装置を使用します。VOL.23は「反対咬合を改善する為に使用する矯正装置」についてご紹介致します!

【1】前方拡大床(緩徐型拡大装置)

床有無2 床有無f2

 

 

 

 

 

本体はレジン床にスクリューがついた構造となっており、4日に1度、スクリューを矢印(写真:)の方向に回す事で上顎の前歯を少しずつ前方(写真:)へ移動させ反対咬合の改善を促します。取り外しが可能な矯正装置で、この装置は臼歯(奥の歯)部にバイトブロックという構造を組み込んでおります(写真:)。バイトブロックで噛み合わせを上げる事により(写真:)上顎の前歯の前方移動時に下顎の前歯が移動するのを防ぎます。

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上の写真が装置装着開始時と装置装着開始から2週間後の比較写真となります。僅か2週間で、効果が現れました!上顎の前歯が下顎の前歯を覆う噛み合わせ(正常咬合)となりました。被蓋改善後は、バイトブロックの調整を行い、更に上顎の前方拡大を行います。
【2】リンガルアーチ+補助弾線

LA+補助弾線

 

 

 

リンガルアーチは第一大臼歯に固定源となるバンド(金属の輪っか)と針金で構成されており、この症例の針金は主線(太い針金)と補助弾線(細い針金)があります。患者様ご自身では取り外す事が出来ない矯正装置で、この補助弾線を利用し、弱い力で上顎の前歯の前方移動を促し、歯列の改善をはかります。被蓋改善後、補助弾線を除去を行います。

 

【まとめ】上記【1】・【2】の矯正装置は、骨格性要因が少ない反対咬合の患者様に対して上顎前歯を唇側傾斜(前方移動)させ、噛み合わせを改善する事が可能です。また、【1】の矯正装置は、1日の装着時間が短いとなかなか効果が得られないので、矯正治療をスムーズに進める為には患者様自身のご協力が必要となります。できる限り長時間の装着をお勧めさせて頂いております。床矯正装置は永久歯の萌出誘導や顎顔面成長誘導を促進するものであり、この装置のみで矯正治療が終了という事でありません。殆どのケースにおいて最終的にはマルチブラケットシステム等の装置を使用する第二期治療が必要となります。気になる方はまずは相談にいらしてみてはいかがでしょうか ??

 

 

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