JUN’S NEWS VOL.24 テーマ「矯正治療後の長期咬合安定維持」

JUN’S NEWS VOL.24を作成しました。

jun2016.07

 

 

 

 

 

矯正治療で並べた綺麗な歯並びを“そのままの状態”で維持するためには、長期的に保定装置を使用して頂く事を当クリニックではおすすめしております。VOL.24は「矯正治療後の長期咬合安定維持」についてご紹介致します!

 

【1】矯正(動的)治療後の保定
動的治療(歯を動かす)終了後、保定(歯列を並べた位置に定める)治療に移行します。矯正治療で綺麗な歯並びにした後の歯は元々の悪い位置に戻る(後戻り)傾向があります。後戻りを最小限に抑える為に保定装置であるリテーナー(下写真)を装着して頂きます。

リテーナー

 

 

 

 

おおむね6ヶ月間はフルタイム(食事の時以外)で使用して頂き、その後はリテーナーの使用時間を徐々に減らし、最終的には夜間のみの使用に移行します。

 

 

【2】後戻りする原因、保定の重要性
後戻りの主な原因として、①動的治療終了後、リテーナーを指示通りの時間使用しなかった、あるいは全く使用しなかった(下写真)

 

後戻り

 

 

 

 

 

②強いアーチレングスディスクレパンシー(歯と顎の大きさの不調和)がある症例において『顎骨の側方拡大』や『大臼歯の遠心移動』を行わず、非抜歯(歯を抜かない)で無理矢理歯列だけを拡大し排列を行った場合 等考えられます。しっかりとした矯正診断と治療計画から歯並びを改善し、指示通りの期間で来院頂ければ大きな後戻りをする事は考えにくく、後戻りをするとしても前歯の軽度の叢生(でこぼこ)として症状が現れる事が多いです。

“再矯正治療(上写真)”で矯正装置を何度も歯に装着する事はあまり良い事ではないので、綺麗に整えた歯並びを元々の悪い位置に戻さない為に保定治療がとても重要です。

 

 

【3】長期咬合安定維持

経年検査2

 

 

 

 

こちらのケース(上写真)は上顎前突(出っ歯)に対し、上顎の小臼歯2本のみを抜歯し歯並びを改善しました。動的治療終了し保定治療に移行してから6年経過しております。動的治療終了後から3年間は3ヶ月に1度の来院。咬合の安定が確認されてから現在までは、1年に1度来院して頂き、検査をしております。この検査では咬合の確認、レントゲン撮影やクリーニング、クリアリテーナー、虫歯のチェックもしております。十分に咬合は安定しておりますが、矯正治療で並べた綺麗な歯並びを“そのままの状態”で維持したいのであれば、夜間のみだけでも長期的にクリアリテーナーを継続して使用頂けませんか?とお願いした所、承諾が得られ現在に至ります。当然の事ですが、歯列に後戻りもなく、咬合も全く変化はなく問題ありません(下写真)。

経年検査1

 

 

 

 

 

歯、歯列というのは一生変化し続けますので、矯正治療で綺麗に並べた歯並びをそのままの状態で保つ為には、このような方法を当クリニックではおすすめしております。

 

 

 

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