フルリンガルブラケット矯正装置(セルフライゲーションリンガル)30代男性N様矯正症例

30代男性N様「深い噛み合わせを治したい方」のフルリンガルブラケット矯正装置(セルフライゲーションリンガル)矯正症例

 

①主訴:深い噛み合わせが気になる

②診断名:過蓋咬合を伴う上顎前突

③年齢:36歳3ヶ月(矯正精密検査時)

④矯正装置:大臼歯遠心移動装置、カリエールディスタライザー、歯科矯正用アンカースクリュー、マルチブラケット矯正装置

⑤抜歯部位:非抜歯

⑥動的治療期間:約4年8ヶ月

⑦治療費:

初診料 5,000円 矯正精密検査料 20,000円 矯正診断料 20,000円

フルリンガルトータルフィー 1,000,000円(全て税抜)

⑧リスク・副作用

:歯痛 ブラッシング不足によるう蝕 口内炎と潰瘍 発音障害 歯肉退縮 歯根吸収 後戻り

 

初診時の口腔内写真です。

大臼歯遠心移動装置を装着し大臼歯遠心(後方)移動を開始しました。

上下顎MBS装置装着完了時口腔内写真です。

レベリング(デコボコの改善)ステージです。

当初、上顎歯列の後方移動と深い噛み合わせの改善をはかるため、歯科矯正用アンカースクリュー(TAD)の使用を試みましたが難色を示されたためカリエールディスタライザーを使用させていただくことになりました。

カリエールディスタライザーを装着し、ご自身でかけていただくゴム(顎間ゴム:透明なゴム)を開始しました。

治療が停滞傾向にありましたので歯科矯正用アンカースクリュー(TAD)を埋入させていただき、PLASワイヤーによる上顎歯列の後方移動を開始しました。

さらに、歯科矯正用アンカースクリュー(TAD)と〝スライディングヨーク〟を用いた治療を始めさせていただきました。

個々の歯の詳細な配列を行うディテーリングステージです。

ついに動的(歯を動かす治療)治療を終了し、歯科矯正用アンカースクリューとブラケットを口腔内より撤去を行いました。

 

予定より治療期間はかかった反面、諦めずに治療を継続したことで非抜歯(歯を抜かず)、かつIPR(歯のサイズ修正)を行わずに治療ができた、という良い結果を得ることができました。

 

現在、自分で取り外しができるマウスピース型の保定装置を使用して頂いております。

ブラケットを外した直後が後戻りといい元の位置に歯が戻りやすい状態ですので、頑張って保定装置を使用してください。

 

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