クリニック案内

純 矯正・歯科クリニック

〒400-0031 山梨県甲府市丸の内2-1-8 2F
TEL:055-287-8866

診療科目

矯正歯科

診療時間

【平 日】午前/10:00~13:30  午後/15:00~19:30
【土・日】午前/09:00~12:30  午後/14:00~17:00
【休診日】第一・第三日曜日・木曜・祝日・日曜診療後の月曜日


  =午前 09:00~12:30 午後 14:00~17:00

アクセス

Concept

  1. 審美だけを目的とした歯並びだけでなく、虫歯・歯周病予防になる良い歯並びのご提案をいたします。

歯並びが「デコボコ」していると、歯と歯の間に汚れが残りやすいので歯磨きやデンタルフロスも難しく、歯と歯がしっかりと噛みあっていなければ噛む面の溝に汚れが停滞し虫歯になりやすい状況となります。

「唾液」が自浄作用効果を示し口の中を清潔に保ち、虫歯になりにくくするという機能もありますが、歯と歯が適切な位置に並び「山」と「溝」でしっかり噛み合い汚れを落とす事も虫歯や歯周病予防にとても重要です。

歯周病と虫歯が歯を失う代表格と言われておりますが、歯並びも重要な要素となっています。顎顔面・骨格形態と咬みあわせから、実は歯周病でもないのに歯を失い咬合崩壊を起こしていく患者様が存在する事も事実です。

私自身は元々歯並びが良く子供の頃からブラッシングや食生活に対する意識も高かったので、歯への不安は一つもありません。

このような「歯の人生」を送ることが幸せへの第一歩ではないでしょうか。歯並びの治療で最も重視する事として、美しさは勿論ですが上下の犬歯(糸切り歯)と小臼歯から大臼歯部の関係を機能的に仕上げる事を意識して診療しています。

一般歯科医院で入れ歯(特に総入れ歯)診療を行い、実際に入れ歯の「歯」を自ら排列した経験から本当に安定し機能的な咬合とはどういったものか改めて学ぶ事ができました。

この経験が今の矯正歯科診療に大いに生かされております。

矯正治療、特にマルチブラケット装置を装着している期間は装置の性質から歯が磨き辛く虫歯になりやすい環境となります。

矯正装置を装着する前にしっかりとしたブラッシング習慣とカリエスフリーの口腔内環境を作って頂く事は勿論ですが、矯正歯科診療日とは別に予防歯科診療日を作って頂き治療中に虫歯を作らない環境を作る事が理想です。それ以上に矯正治療期間を短くする事が出来れば虫歯に対するリスクを減らす事にも繋がります。

Careという言葉とは少し違いますが、歯を動かす治療(動的治療)を終了した後は保定治療(Retention)に入ります。

歯を動かす治療が終わると、矯正治療が終わったと安心し来院されなくなる方もおりますが、保定治療期間を定期的に来院し後戻り(元々の悪い状態に戻る)していないかをチェックしながら過ごす事が矯正歯科診療では最も重要です。

保定装置を使用しなければせっかく苦労して治療した歯並びも台無しになってしまいます。

小さな変化も見逃がさず「後戻り」の無い矯正歯科治療を目指しています。

また、矯正治療の契約期間が終了しても予防中心型歯科医療を行っておりますので、患者様と末永くお付き合いをして行きたいと思っております。

具体的取組み

第一期治療(小児期からの矯正治療)を行います。通常は永久歯(特に第一大臼歯)が萌出する時期から矯正治療を開始しますが低位舌などの習癖が原因の反対咬合患者様に対しては乳歯列期から歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)の使用で反対咬合を早期に改善します。

上顎前突(出っ歯)の患者様にはヘッドギアーやカリエールディスタライザー、反対咬合(受け口)の患者様に対してはやチンキャップ、上顎前方牽引装置などの顎外固定装置を使用し顎の前後的な発育をコントロールしていきます。叢生(デコボコ)の患者様に関しては顎を拡げる装置を使用し永久歯の萌出交換をスムーズにします。

開咬(前歯が咬みあっていない)患者様で舌癖がある方は舌のトレーニング(MFT)、場合によっては舌癖除去装置も使用します。

舌癖は将来的に骨格性の開咬につながりますので早めに対処する事が重要です。

骨格性に移行した場合はハイプルヘッドギアーという装置を使用し症状の改善を図ります。

第一期治療自体が第二期の治療期間を短縮させる事は勿論ですが、叢生の症状や上下顎骨の前後的位置関係が悪かった場合も第一期治療の成果から最終的な「抜歯治療」の確率が下がります。

第二大臼歯が萌出完了し下顎の成長が終了した所で第一期治療は完了となります。

第一期治療が完了、または成人患者様は第二期治療を行います。第二期治療にはマルチブラケット装置やマウスピース矯正装置を使用し歯並び全体を整える治療を行います。

マルチブラケット装置には歯の「表側」に装置を付けるラビアルブラケット矯正装置と歯の「裏側」に装置を付けるリンガルブラケット矯正装置、「上顎は裏側で下顎は表側」に装置を付けるハーフリンガルブラケット矯正装置の3種類があります。

それぞれに特性がありますので咬み合せの状況によっては使用出来ないシステムもあります。

マルチブラケット装置を装着し口腔内環境の変化から虫歯が出来てしまうと、せっかくの矯正治療も台無しとなってしまいます。

私が「予防中心型歯科医療」を推進するきっかけとなったのは、以前に矯正治療中に虫歯を多発させてしまった患者様がいらしたからです。虫歯へのリスクを少なくするためには、より短期間で動的治療を終了させる事も重要となります。

従来通りのダイレクトボンディングシステムも行いますが、治療期間を短縮させるためには、システムをより単純に効率化させる事が重要となりますので、以下のシステムを患者様にはお勧めいたします。

  • インダイレクトボンディングシステムによる正確なブラケットポジショニング
  • TAD(歯科矯正用アンカースクリュー)の使用。
  • 直接、歯にワイヤーを使用した装置を装着しないマウスピース型矯正装置「インビザライン」も導入しています。